2021年03月17日
合板
ホームセンター等でも合板・化粧合板・ベニヤ板・コンパネなど、
仕様や用途が違うと呼び名も違ったりするが、大半が建材としての利用が多い。
市販されてるベニヤ板は、表面だけは綺麗な単板(ベニヤ)を貼ってあるが、
安価とは言え、あまりにもひどい芯材なので、この業界での商品用の材料と思った事がない。

市販されてるベニヤ板は、表面だけは綺麗な単板(ベニヤ)を貼ってあるが、
中(芯材)に使用されているは何の材料を使っているのかサッパリわからない。
割れもあるし節もあるし、最近では針葉樹?を使っているものもある・・・
酷い時には加工すると火花が出て、刃物が欠ける時もあります。
安価とは言え、あまりにもひどい芯材なので、この業界での商品用の材料と思った事がない。
「積層材」も「ベニヤ板」のくくりでしょうが、社内では全く別物として扱ってます。
表面も中も全て同じ品質でハイグレードの単板を使用してますので、
銃床の様に形状に起伏が多い物に使用しても、割れや節等は一切出ません。
表面も中も全て同じ品質でハイグレードの単板を使用してますので、
銃床の様に形状に起伏が多い物に使用しても、割れや節等は一切出ません。
なので、値段が高いのは当たり前ですが、製造するのも嫌がられます・・・・(^^;
こちらは、ブナとウォールナットの単板です。
ブナやウォールナットの単板が貼られたベニヤ板は滅多に見ることは無いと思いますが。
そう言えば、家具等のテーブルトップにはウォールナットの単板を貼った物は結構見かけますね。
無垢材とは違い価格が安いものはこれです!
側面(木口側)を見るとすぐわかります。
この材料の厚みは、ブナは1㎜ ウォールナットは0.5㎜です。
ペラペラで、「パキッ」ってすぐ割れます。(^^;
大体0.5~1.5㎜までの厚みの物を使うことが多いですかね。
国内の工場で、一枚ごとに接着剤を塗り重ねた後にプレスして作っているのを見たことがありますが、やっぱり手間がかかります。
一般流通している殆どが海外製でしょうけど。
↑ 接着はしてませんが、木目を同一方向で重ねると「平行貼りり」の積層材。
この材料を使った代表的な銃床は「98k」です。
実銃は、約1.2~1.5の単板を50㎜程度になるまで積層させてます。
又、 ↑ この様に木目を一段毎に直交させて貼り合わせると「クロス貼り」で一般的な合板はこの貼り方となります。
銃床で言うと、「Ak」がそうです。
ですので着色した際に、木口面は色が導管に浸透するので濃くなりますから、鮮明なコントラストになります。
ただ、実銃もトイガンも上記したように、芯材はどんな材料なのかわかりません。
海外製のトイガンについては、恐らく市販されている合板を更に重ねて接着して厚くしたものを使っていると思います。
なので、加工して仕上がったものが割れてたりして酷い物もありますね・・・・
実銃でもそんな物があるようなので、これでいいのでしょうかね~
木工屋としては、後手間が掛かるのがわかっているので、気乗りしない材料ですが・・・(+_+)
Posted by if-Product at 19:14│Comments(0)
│材料・工具・その他
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